26日、中京競馬場で、はこべら賞(3歳・500万・ダ1400m)が行われ、好スタートを決めて道中は2番手を追走していた川須栄彦騎手騎乗の3番人気ティズトレメンダス(牝3、栗東・佐山優厩舎)が、直線向いて残り200mで2番人気ミヤジエルビス(牡3、栗東・川村禎彦厩舎)を交して先頭へ。その後もゴールまで確かな脚取りで駆け抜けて押し切り、中団追走からゴール前で一気に脚を伸ばした4番人気ベストウォーリア(牡3、栗東・石坂正厩舎)に1.3/4馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分25秒6(良)。

　さらに1.1/2馬身差の3着に、中団追走から直線やや伸び脚を欠く形になった圧倒的な1番人気メイショウロフウ(牡3、栗東・松永昌博厩舎)が入った。なお、逃げたミヤジエルビスはその後の4着。

　勝ったティズトレメンダスは、父Tiz Wonderful、母Proof Positive、その父Editor's Noteという、アメリカ生まれの外国産馬。デビュー2走目でダート短距離に転向後は、4戦して1勝、2着2回、4着1回と安定した走りを見せていたが、戦前評で素質上位と目された2頭を前にここは離れた3番人気。レースではそれらをあざ笑うかのように最後まで踏ん張り通し、うれしい2勝目を飾った。

【勝ち馬プロフィール】
◆ティズトレメンダス(牝3)
騎手：川須栄彦
厩舎：栗東・佐山優
父：Tiz Wonderful
母：Proof Positive
母父：Editor's Note
馬主：岡田牧雄
生産者：Morgan'sFordFarm
通算成績：6戦2勝