netkeiba.com、競馬総合チャンネルのパドック予想でお馴染みの古澤秀和氏による、9日(土)の傾向分析です。明日の予想にお役立てください。
【京都芝】
・終日良馬場。全体に芝が枯れて速い時計こそ出ないが、直線では瞬発力が生きる馬場状態。
・外回りコースを中心に、各ジョッキーが意識的に外を回していて、完全な外差し馬場。
・血統的には、ディープインパクトやアグネスタキオンなど、速い上がりの勝負を得意とするところが絶好の狙い目。
【京都ダート】
・終日稍重。昨日、今日と冷え込んでいるので、凍結防止剤が大量に撒かれた模様。これに、中間の雨も残って粘っこい感じの砂質になっている。
・通常の脚抜きのいい馬場の時よりも、直線で脚が上がる馬がやたらと目立つので、どちらかというと一か八かの脚質の方が向いている感じ。
・時計は速めで発表通りだが、伸び所は内ばかりでなく、外を回しても来るのでフラットに近い。かなりのレアケースではあるが、明日もこのような「妙な馬場」での競馬となりそうだ。
【東京芝】
・終日良馬場での開催。マイル以下の距離では基本的に先行馬が狙い目で、外枠の差し馬は評価を下げたい。中距離以上では枠順問わず切れを重視。
・時計、上がりタイム共に東京競馬場の標準。
・短めの距離を中心に、先行できて切れ負けもしないダイワメジャー産駒が優勢。
【東京ダート】
・稍重スタートから昼休みの時点で良に変更。時計は標準よりも少し速いくらい。
・砂質は軽め。よって馬体はやや薄めで手先の軽いタイプが有利。血統的にはサンデーサイレンスの血は入っていた方が良い。
・差しも届くが、1400m以下は特にある程度前のポジションが取れる方がベター。
【小倉芝】
・終日良馬場。全面で洋芝が密に生え揃って、一面が緑でフカフカの絶好馬場。
・開幕馬場らしく、内枠を通る先行馬が有利。初日は差しもよく決まったが、これらは道中は内目で脚を溜めていたパターンが大半。外々を回すと厳しい。
・開幕週で内有利でありながら、スピードの要素もスタミナの要素も問われるので一筋縄ではいかない。
【小倉ダ】
・終日重馬場で、とても脚抜きのいい軽い馬場。
・内を通る先行馬が圧倒的に有利で、いかにロスなく立ち回るかが最も重要。4コーナーで外々を回らされる形だと、人気馬でも上位争いに加われないケースが目立つ。
・初日は逃げ馬がそのまま粘り込む展開が続出したが、その馬が前走で逃げていない事が大半なので、そこが難しいところ。
土曜日の傾向を踏まえた、日曜のオススメ穴馬は下記の通りです。
【日曜日のオススメ穴馬】
・東京7R8番ワキノキセキ(先行有利)
・東京8R12番スリープレシャス(馬場合いそう)
・東京9R7番マイネルリヒト(馬場合いそう)
・東京10R13番ハングリージャック(先行有利)
・東京11R8番メイケイペガスター(決め手上位)
・東京12R5番カネトシリープイン(脚質有利)
・京都10R3番メイショウゾウセン(距離延長プラス)
・京都11R9番カポーティ―スター(馬体良化、馬場も合う)
・京都12R6番テイエムシシオー(条件合う)
・小倉11R16番スターバリオン(脚質、ハンデ有利)