トーセンラーの復活Vに武豊「直線半ばで勝利を確信しました」/京都記念

2013年02月11日 12:00

京都記念を制したトーセンラー(左)、右端は2着のベールドインパクト=京都競馬場

「第106回京都記念・GII」(芝2200m)は10日、京都11Rに11頭で争われ、中団グループの外めで折り合いに専念していた6番人気のトーセンラーが、直線で自慢の末脚をいかんなく発揮し鮮やかな差し切り勝ち。11年きさらぎ賞以来となる2年ぶり2度目の重賞タイトルを獲得した。勝ちタイムは2分12秒5。1馬身半差の2着は後方から勝ち馬を追うようにして伸びた3番人気のベールドインパクト、さらに首差の3着には向正面で抑え切れず先頭に立った2番人気ショウナンマイティが何とか粘り込んだ。なお、1番人気のジャスタウェイは伸び切れず5着に敗れた。

 最もこの舞台の勝ち方を知る男が、鮮やかなエスコートでトーセンラーを復活に導いた。2年1カ月ぶりにコンビを組んだ武豊は、06年シックスセンス、07年アドマイヤムーン、12年トレイルブレイザーに続く4勝目。「4コーナーをいい形で回れたし、直線半ばで勝利を確信しました」と満面の笑みをこぼす名手に、スタンドからは温かいユタカコールが飛んだ。

 藤原英師も思わず顔をほころばせる。「ジョッキーが完璧に乗ってくれたな。今回は勝ち負けうんぬんより、どんな競馬をするかに注目していたが、変なレースはしないだろうと思っていた。この距離で外回りはいいね」。京都はこれで3勝目。全ての勝利を挙げており、あらためてコース相性の良さを示した。

 次なる目標は天皇賞・春(4月28日・京都)。得意の淀で存在感をアピールしたいところだ。「去年は力が足りなかったからね。(今春は)それを意識しながらやっていきたい」と指揮官は力強く宣言。再び目を覚ましたディープインパクト産駒が、勢いに乗ってGIタイトルを狙う。

提供:デイリースポーツ

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