東京ダートはパワーを要求される馬場に変化/土曜日(16日)の馬場傾向分析

2013年02月16日 19:30

 netkeiba.com、競馬総合チャンネルのパドック予想でお馴染みの古澤秀和氏による、16日(土)の傾向分析です。明日の予想にお役立てください。

【東京芝】
・終日良馬場での開催。土曜日の競馬を見ると、先週までの極端な前有利馬場が解消されて、フラットに近い馬場になっていた。心持ち前が有利かという程度で、決め手があれば差せる馬場。

・パワーを要求される馬場で、馬格や筋肉量がある馬が有利。

・時計は標準くらいで、ある程度パワーが要る印象。金曜日の雪または雨がきつくなれば、更にパワーを要求される馬場になりそう。

・ダイワメジャーやハーツクライなどのパワーもあるサンデーサイレンス系種牡馬産駒に注目だが、クロフネやロベルト系など筋肉量の多い種牡馬産駒にも注目。

【東京ダート】
・終日良馬場での開催。時計は標準くらいだが、先週とは違ってパワーが要る状態になっている。

・トモを中心とした筋肉の量が多い馬に注目。

・とにかく先行有利。内目で脚を溜められる先行馬にも注意が必要。

【京都芝】
・10レースまでが稍重。11Rからは良。雨の影響もそれなりに残って、どの条件でも若干時計が掛かり気味。

・馬場は外伸び馬場。荒れたインをあえて突くタイプもそれなりに来ていて、特にマイル以上の距離では内目を通るスタミナ・パワー型の台頭を探せるようなら配当妙味も生みやすい。

・土曜は決め脚勝負が多く、サンデーサイレンス系種牡馬の台頭が顕著。

【京都ダ】
・終日重馬場。今週は通常の道悪競馬の通り、時計・上がりともに一気に高速化、内を通るタイプが恩恵を受けやすい馬場に戻った。

ただ、極端に逃げ・先行タイプだけではなく、ゴール前で決め手を活かしての差し込みもよくみられたように、「内有利だが、脚質は自在」で、展開に左右される事が多かった。

・明日は天候回復に向かうので多少は力を要するようになったとしても、馬場の判断材料は土曜のイメージでいいだろう。

【小倉芝】
・終日良馬場。中間の雨や芝刈りの影響はそこまで見られず、時計・上がりもほどほどに出る良好な馬場。500万下の芝1800mで1分48秒5。上位3頭は、差し・捲り馬同士での決着。

・ただし、全体的に見ると先週よりも内目・内枠・先行有利が進んでいる印象。

・馬場は良いが、血統傾向では軽さが売りのディープインパクト産駒などは不振傾向。小倉の定番血統、サクラバクシンオーやタイキシャトルはよく穴を空けている。

【小倉ダート】
・終日重馬場での開催。脚抜きが良く、時計も速い。

・基本的に先行馬が有利。

・時計が速くて質が軽いので、サンデーサイレンス系が圧倒的優位。

土曜日の傾向を踏まえた、日曜のオススメ穴馬は下記の通りです。

【日曜日のオススメ穴馬】
・東京7R14番サトノプレジデント(馬場合いそう)
・東京8R14番アドマイヤレイ(馬場合いそう)
・東京9R2番アルムダプタ(内枠有利)
・東京10R3番トラストワン(馬場合いそう)
・東京11R5番タイセイレジェンド(馬場合いそう)
・東京12R8番マストハブ(条件合いそう)
・京都9R10番メロート(馬場合いそう)
・京都10R3番アンチュラス(今のダートなら)
・京都11R4番モンストール(馬場合いそう)
・小倉11R11番エクスペディション(馬場合いそう)

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