16日、東京競馬場で行われた東京オータムジャンプ(JG3・芝3300m)は、大江原隆騎手騎乗の3番人気メジロロンザン(牡8、美浦・大久保洋吉厩舎)が、スタート直後から先頭に立ち最終コーナー手前でスパートすると、好位追走から追い込んだ2番人気デモリションマンを1.1/4馬身抑え快勝した。勝ちタイムは3分38秒3(良)のレコード。さらに1/2馬身差の3着には9番人気マイネルイースターが入り、圧倒的1番人気(単勝180円)に支持されたローレルロイスは、さらに4馬身差の4着に敗れた。
勝ったメジロロンザンは、父メジロライアン、母メジロリスク(その父リーガルステップ)という血統。半兄には99年新潟ジャンプS(JG3)で2着に入ったメジロブロス(セン11、父キャロルハウス)がいて、近親には02年川崎記念(交流G1)を制したリージェントブラフ(牡8、父パークリージェント)がいる。01年アルゼンチン共和国杯(G2・芝2500m)で2着に好走したメジロロンザンは、03年4月から障害に転向。障害6戦目で初勝利を挙げると、続く東京ハイジャンプ(JG2)で重賞初制覇を飾る。前走の新潟ジャンプS(JG3)では最下位に敗れていた。今回の勝利が重賞2勝目で、通算成績は48戦7勝(うち障害9戦3勝)。
鞍上の大江原隆騎手は、ブランディスで制した中山グランドジャンプ(JG1)に続き、今年JRA重賞3勝目。通算では4勝目。管理する大久保洋吉調教師は、本馬で制した東京ハイジャンプ、ハイアーゲームで制した青葉賞(G2)に続き、今年JRA重賞3勝目。通算では32勝目。