17日、東京競馬場で行われた府中牝馬S(G3・芝1800m)は、川島信二騎手騎乗の5番人気オースミハルカ(牝4、栗東・安藤正敏厩舎)が、道中2番手追走から、直線では逃げた3番人気メイショウバトラーをゴール直前でハナ差かわし快勝。勝ちタイムは1分46秒2(良)。さらに1.1/4馬身差の3着に、中団待機から直線追い込んだ1番人気スティルインラブが入った。
勝ったオースミハルカは、父フサイチコンコルド、母ホッコーオウカ(その父リンドシェーバー)という血統で、半兄には01年小倉2歳S(G3)2着のオースミエルスト(牡5、栗東・安藤正敏厩舎、父ウォーニング)がおり、本日の京都3R・2歳新馬でデビューした半弟オースミグラスワン(牡2、栗東・安藤正敏厩舎、父グラスワンダー)はデビュー戦を快勝している。
同馬は、02年8月にデビュー戦を飾ると、03年のチューリップ賞(G3)で初重賞制覇。桜花賞(G1)は6着、オークス(G1)は10着に敗れたが、クイーンS(G3)では、11頭立ての7番人気ながらG1・2勝のファインモーション(牝5、栗東・伊藤雄二厩舎)を抑え重賞2勝目。前走クイーンSでは連覇を達成しており、今回の勝利で重賞を連勝すると共に重賞4勝目を挙げた。通算成績15戦6勝。
鞍上の川島信二騎手、管理する安藤正敏調教師ともに同レース初制覇。川島信二騎手はオースミハルカで制したクイーンSに続き、今年JRA重賞2勝目。通算では4勝目。管理する安藤正敏調教師は今年JRA重賞2勝目で、通算では9勝目。