13日、船橋競馬場で第58回ダイオライト記念(4歳上・ダ2400m・GII・1着賞金3200万円)が行われ、1周目の3コーナーで先手を奪った川島信二騎手騎乗の6番人気オースミイチバン(牡4、栗東・荒川義之厩舎)が、道中そのまま超スローペースに落しての逃げを展開。2周目の途中から再びペースアップすると余裕を持って直線を迎え、4コーナー手前で5番手追走から動き出してゴール前で猛追した1番人気ハタノヴァンクール(牡4、栗東・昆貢厩舎)をクビ差振り切り優勝した。勝ちタイムは2分35秒1(良)。

　さらに4馬身差の3着に、2番人気ソリタリーキング(牡6、栗東・石坂正厩舎)が入った。なお、3番人気クラシカルノヴァ(牡5、栗東・飯田雄三厩舎)はさらに2.1/2馬身差離れた4着。

　勝ったオースミイチバンは、父アグネスタキオン、母オースミハルカ、その父フサイチコンコルドという血統。3歳春の2012年兵庫CSを制して以降は、ジャパンダートダービー(GI)での4着など、交流重賞路線を中心に掲示板を拾う成績が続いたが、逃げ馬不在のレース展開を突いた今回は先行策がまんまと嵌って久々の勝利。2度目の重賞制覇で、通算4勝目となった。

【勝ち馬プロフィール】
◆オースミイチバン(牡4)
騎手：川島信二
厩舎：栗東・荒川義之
父：アグネスタキオン
母：オースミハルカ
母父：フサイチコンコルド
馬主：オースミ
生産者：鮫川啓一
通算成績：15戦4勝(JRA9戦2勝、重賞2勝)
主な勝ち鞍：2012年兵庫CS(園田-GII)