フィフスペトル、鞍上戸崎で悲願のGI制覇へ/高松宮記念

2013年03月20日 12:00

戸崎圭とのコンビでGI初勝利を狙うフィフスペトル

 まだ終わっていない−。一昨年のマイルCS2着以降、精彩を欠いているフィフスペトルが、南関東出身の剛腕新人を鞍上に迎えて復活を懸ける。1週前追い切りで初めて手綱を取った戸崎圭は「素直な馬で、どんな競馬でもできそうです」と手応え十分の様子。“相方”の悲願のGI制覇、そして自身のJRA移籍後初のGI勝利へ野心満々だ。

 強風にあおられ、首を上げてしまう馬が続出した13日の美浦W。そんな悪条件下も、この人馬には関係なかった。タンゴグラチア(4歳500万下)の後方でピタリと折り合い、直線インから猛追。迫力満点に末脚を伸ばし、ゴール前できっちりとらえてフィニッシュした。「風が強くて走りづらかったけど、動きには余裕があった」と戸崎圭。直前追い切りも自らがまたがって感触を確かめる予定だ。

 前走の阪神C9着後は放牧でリフレッシュ。陣営は復調気配を十分に感じている様子で、「1週前の動きはかなり良かったし、いい状態で出せそう」と加藤征師。さらに「1200mのGIでも通用するだけの適性はある。あまり時計が速くならない中京コースもいい」と自信の口ぶりだ。

 鞍上は今月2日の中央デビュー後、早くも10勝をマークするなど好調だが、重賞では先のフラワーCの2着止まり。「馬の雰囲気はすごくいいし、ぼくが頑張らないと」と戸崎圭。ここまでGIで2着2回のフィフスペトルが、剛腕の手綱で一発を狙う。

新着ニュース

ニュースを探す

ご意見・ご要望

本サービスはより高機能なサービスの提供なども検討しております。お気づきの点がございましたらお気軽に下記フォームよりご意見をお願いいたします。

  • ご意見をご記入ください。

頂いたご意見には必ずスタッフが目を通します。個々のご意見に回答できかねますことを予めご了承ください。
また、連続して複数送信されると、受付できないことがあります。予めご了承ください。