8月1日のカブール賞(2歳、仏G3・芝1200m)を制したレイマン Layman(牡2、仏・A.ファーブル厩舎)のオーナーが、シェイク・モハメド殿下になることが明らかになった。2005年シーズンからゴドルフィン所属となる。
レイマンは、父サンデーサイレンス、母ライール(その父Nureyev)という血統の米国産馬。祖母アリダレス Alydaressは89年の愛オークス(愛G1)勝ち馬で、牝系はラシアンリズム Russian Rhythm(牝4、英1000ギニー-英G1)、ディクタット Diktat(牡9、モーリスドギース賞-仏G1)、シャダイード Shadayid(牝16、英1000ギニー-英G1)などが出た欧州の名門。デビュー2戦目のカブール賞(仏G3)では2着に5馬身差をつける圧勝で初重賞制覇。続くモルニ賞(仏G1)、仏グランクリテリウム(仏G1)では、共に1番人気に支持されたが、2着、3着に敗れている。通算成績4戦2勝。
また、デビューから3連勝でデューハーストS(2歳、英G1・芝7f)を制したシャマーダル Shamardal(牡2、英、M.ジョンストン厩舎、父Giant's Causeway)、ソラリオS(英G3)を制したウインザーノット Windsor Knot(牡2、英、M.ジョンストン厩舎、父Pivotal)、現3戦2勝のスエズ Suez(牝2、英・M.ジャーヴィス厩舎)に加え、クイーンエリザベス2世S(英G1)2着のラッキーストーリー Lucky Story(牡3、英・M.ジョンストン厩舎、父Kris S.)も、レイマンと同じく2005年シーズンからゴドルフィン所属になる。
ゴドルフィン所属馬には、今年の愛1000ギニー(愛G1)で2着に好走した日本産サンデーサイレンス産駒サンドロップ Sundrop(牝3、英・S.ビン・スルール厩舎)、現3戦2勝の英国産サンデーサイレンス産駒サンデーシンフォニー Sunday Symphony(牡2,英・S.ビン・スルール厩舎)、現2戦1勝のティンバーカントリー産駒フェンシュイ Fen Shui(牝2、英・S.ビン・スルール厩舎)、ゴールドティアラ(牝8、父Seeking the Gold、南部杯-交流G1)の全妹で、現5戦2勝のスワンネビュラ Swan Nebula(牝2、英・S.ビン・スルール厩舎)などが活躍している。