現地時間26日、愛・リムリック競馬場で行われた2歳メイドン(未勝利)レース(芝8f)で、日本産馬リサイト Recite(牝2、愛・J.オックス厩舎)が出走。M.キネーン騎手騎乗で4番人気に支持され、残り400m地点で先頭を捕えると鋭い末脚を見せ、2着に1.1/2馬身差をつけて快勝。デビュー2戦目にして初勝利を挙げた。勝ちタイムは2分0秒7(重)。
勝ったリサイトは、父フォーティナイナー、母アルヴォラ(その父Sadler's Wells)という血統で、02年4月6日に門別・福満牧場で誕生。半兄には同じく門別・福満牧場で生産され、現1勝を挙げているダヴォリン Davorin(牡3、英・D.ローダー厩舎、父ウォーニング)、さざんかS(OP)などJRA現2勝を挙げているホウライウォニング(牡4、栗東・南井克巳厩舎、父ウォーニング)、99年モーリスドギース賞(仏G1)、スプリントC(英G1)などを制し、00年安田記念ではフェアリーキングプローンの2着に好走したディクタット(牡9、父ウォーニング)がおり、叔父は種牡馬としてウィジャボード Ouija Board(牝3、英・EAL.ダンロップ厩舎)を輩出しているCape Cross(牡10、ロッキンジS-英G1)。なお、ダヴォリンは英・タタソールズ社主催のオータムトレーニングセールで、R.バーンズ氏に2500ギニー(約535万円)で落札されている。またリサイトは、牝系はシャダイード Shadayid(牝16、父Shadeed、英1000ギニー-英G1)と同じ一族でもある。
同馬は、13日に愛・ナヴァン競馬場で行われたデビュー戦では12着に敗れていたが、2戦目で勝ち上がりとなった。通算成績2戦1勝。