4日、園田競馬場で第45回菊水賞(3歳・ダ1700m・1着賞金500万円)が行われ、先手を奪った坂本和也騎手騎乗の1番人気ユメノアトサキ(牝3、兵庫・新子雅司厩舎)が、道中マイペースの逃げに持ち込み、2週目3コーナーからは他馬を引き離しにかかると、直線向いては独走状態となってそのまま逃げ切り、2番手追走から粘った2番人気イチノバースト(牡3、兵庫・田中範雄厩舎)に、最後は6馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分52秒4(良)。
さらに2.1/2馬身差の3着に、後方待機策からゴール前で内を突いて追い込んだ4番人気ハルイチバン(牡3、兵庫・平松徳彦厩舎)が入った。
勝ったユメノアトサキは、父サウスヴィグラス、母ボヤージ、その父クロフネという血統。前走に続く1700m戦での逃げ切り完勝。嬉しい重賞初制覇の通算5勝目ともに、鞍上坂本和也騎手は、地元兵庫では1999年アラブクイーンカップ以来、実に14年ぶりとなる重賞Vで兵庫3冠初戦を飾った。
【勝ち馬プロフィール】
◆ユメノアトサキ(牝3)
騎手:坂本和也
厩舎:兵庫・新子雅司
父:サウスヴィグラス
母:ボヤージ
母父:クロフネ
馬主:市川智
生産者:ハクツ牧場
通算成績:15戦5勝(重賞1勝)