現地時間10月30日、米・ローンスターパーク競馬場で行われたブリーダーズCマイル(3歳上、米G1・芝8f)の連覇を目指したものの、3着に敗れたシックスパーフェクションズ Six Perfections(牝4、仏・P.バリー厩舎)が、現役を引退することになった。
シックスパーフェクションズは、父が95年仏ダービー(仏G1)馬Celtic Swing、母Yogya(その父Riverman)という血統で、伯母は87年、88年のBCマイル連覇するなどG1・10勝を挙げた名牝ミエスク Miesque(牝20、父Nureyev)。従兄に仏2000ギニー(仏G1)を制し、種牡馬としてエルコンドルパサー(ジャパンC-G1)、キングカメハメハ(牡3、日本ダービー-G1)などを輩出しているキングマンボ Kingmambo(牡14、父Mr.Prospector)がいる。
デビュー2戦目の準重賞(芝1400m)で初勝利を挙げたシックスパーフェクションズは、その後マルセルブサック賞(仏G1)を含む3連勝を飾り、02年欧州2歳牝馬チャンピオンに輝く。翌03年は、英1000ギニー(英G1)でラシアンリズム Russian Rhythm(牝4、父Kingmambo)の2着、愛1000ギニー(愛G1)でイエスタディ Yesterday(牝4、愛・A.オブライエン厩舎)の2着に惜敗したが、ジャックルマロワ賞(仏G1)、BCマイルとG1を連勝した。今季はイスパーン賞(仏G1)2着、ジャックルマロワ賞2着など惜敗が続き、BCマイル3着が最後のレースとなった。通算成績14戦6勝(G1・3勝)。