アメリカ競馬の大種牡馬、ストームキャットが逝去…30歳

2013年04月25日 21:40

 24日、アメリカ競馬が生んだ世界的な大種牡馬ストームキャット(30歳、Storm Cat)が、繋養先の牧場・オーヴァーブルックファームで、老衰による合併症のために安楽死の処置が取られたことが分かった。

 ストームキャットは、アメリカ競馬で3歳秋までの短い競走生活を終えると、翌年から種牡馬入り。すると初年度産駒から続々と活躍馬を送り出し、日本でも産駒が活躍しているタバスコキャット、フォレストワイルドキャット、ヘネシー、キャットシーフ、ジャイアンツコーズウェイなど、いわゆる「ストームキャット系」の血を世界中に瞬く間に広げていった。

 日本でのストームキャット系の産駒は、早い時期からマイル前後の距離でスピードを生かす競馬を持ち味とする産駒が多く、ヘネシー産駒のサンライズバッカスが2007年のフェブラリーS、バーンスタイン(Bernstein)産駒のゴスホークケンが同年朝日杯FSを制覇。近年では、フォレストワイルドキャット産駒のエーシンフォワードが2010年マイルCS、ジャイアンツコーズウェイ産駒のエイシンアポロンが2011年マイルCSを制した。

 また、直仔のシーキングザダイヤが、勝ち星こそなかったが2005年、2006年フェブラリーS、JCダートといったのダートGIで2着を実に9回も数えるなど、一定の適応を見せていた。

 近年、日本ではブルードメア(母の父)としての活躍が著しく、世界を股にかけて活躍するスプリント界の王者ロードカナロア、桜花賞馬アユサン、2005年フェブラリーSを制して種牡馬としても活躍中のメイショウボーラー、1998年の桜花賞・秋華賞、2000年エリザベス女王杯を制したファレノプシスなど、GI勝ち馬を複数輩出している。

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