7日、京都競馬場で行われた6R・2歳新馬(芝2000m)は、武豊騎手騎乗の圧倒的1番人気(単勝140円)に支持されたサムライハート(牡2、栗東・伊藤雄二厩舎)が、中団追走から4角手前で徐々に進出すると、先に抜け出した4番人気マイネルシルバートを1.1/2馬身差し切り快勝した。勝ちタイムは2分05秒6(良)。さらに1.1/4馬身差の3着には最後方待機から直線追い込んだ6番人気マルブツラッキーが入った。ダイワメジャー(皐月賞-G1)の全弟レットバトラーは2番人気に支持されたが、道中後方2番手から直線伸び切れずさらにクビ差の4着に敗れた。

　勝ったサムライハートは、父サンデーサイレンス、母が96年オークス、97年天皇賞・秋(G1)を制したエアグルーヴ(その父トニービン)という血統。全姉には、10月31日の天皇賞・秋(G1)で3着に好走し、昨年のエリザベス女王杯(G1)を制したアドマイヤグルーヴ(牝4、栗東・橋田満厩舎)、現3戦1勝のイントゥザグルーヴ(牝3、栗東・伊藤雄二厩舎、父サンデーサイレンス)がいて、従姉にはエガオヲミセテ(父サンデーサイレンス、マイラーズC-G2)がいる。また、半弟にあたるエアグルーヴの2004(牡、父ダンスインザダーク)は、今年7月に行われたセレクトセールで、国内セール史上最高価格となる4億9000万円で、“フサイチ”の冠名で知られる関口房朗氏に落札されている。