9日、門別競馬場で行われた北海道2歳優駿(交流G3・ダート1800m、1着賞金2000万円)は、千葉津代士騎手騎乗の圧倒的1番人気(単勝120円)モエレアドミラル(牡2、北海道・堂山芳則厩舎)が、好位追走から3角で徐々に進出すると、直線後続を突き放して圧勝。勝ちタイムは1分57秒8(稍重)。さらに4馬身差の2着には好位追走の2番人気ニシノアレックスが、さらに3馬身差の3着には7番人気エイダイサンデーが入った。
勝ったモエレアドミラルは、父ブライアンズタイム、母バウンドトゥダンス(その父Northern Dancer)という血統で、全姉は00年オークス(G1)を制したシルクプリマドンナ(牝7、父ブライアンズタイム)。8月26日のデビュー戦(旭川・ダート1500m)を5馬身差の圧勝で制すと、2戦目ナリタトップロード賞(旭川・ダート1000m)も3馬身差の快勝。2連勝で臨んだ前走サンライズC(旭川・ダート1700m)も5馬身差の圧勝で制し、重賞初制覇を飾っていた。デビューから4連勝で交流重賞を制し、通算成績は4戦4勝。交流重賞に格上げ後、無敗での同レース制覇は01年フェスティバル以来2頭目。地方馬の勝利は、99年タキノスペシャル、02年ブラックミラージュに続き3頭目となった。鞍上の千葉津代士騎手、管理する堂山芳則調教師、共に同レース初制覇。