18日、新潟競馬場で早苗賞(3歳・500万・芝2000m)が行われ、後方集団の一角にいた丸田恭介騎手騎乗の11番人気ナンヨーケンゴー(セン3、美浦・斎藤誠厩舎)が、楽な手応えのまま直線に向いて徐々に先行各馬と差を詰めると、残り200m手前で馬場の大外から一気に差し切り、中団待機策から直線で脚を伸ばした2番人気エーシンエポナ(牝3、栗東・沖芳夫厩舎)に2馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分59秒7(良)。
さらにクビ差の3着に9番人気ティンホイッスル(牝3、美浦・蛯名利弘厩舎)が入った。なお、1番人気エデンロック(牡3、美浦・小島茂之厩舎)は7着、3番人気シンボリジャズ(牡3、美浦・牧光二厩舎)は8着に終わった。
勝ったナンヨーケンゴーは、父タニノギムレット、母ブーケティアラ、その父アグネスタキオンという血統。昨年7月22日に当地の新馬(芝1800m)で初勝利を挙げて以降の5戦は見せ場なく敗れていたが、久々の新潟コースで鮮やかに一変。単勝オッズ77.7倍、13頭立て11番人気の低評価を大きく覆す豪快な追込みを見せた。
【勝ち馬プロフィール】
◆ナンヨーケンゴー(セン3)
騎手:丸田恭介
厩舎:美浦・斎藤誠
父:タニノギムレット
母:ブーケティアラ
母父:アグネスタキオン
馬主:中村徳也
生産者:日高大洋牧場
通算成績:7勝2勝