中団を追走した1番人気のマラムデール(牝、父フレンチデピュティ、栗東・松田国)が勝負根性を発揮してデビューV。直線で馬群を割って脚を伸ばすと、いったんは抜け出しにかかった2番人気のイスルギを内から首差で競り落とした。母フサイチエアデールは重賞4勝馬。異父兄に05年の朝日杯FS馬フサイチリシャールを持つ良血馬が好発進を切った。勝ちタイムは1分11秒1。さらに2馬身半差の3着には7番人気のタイセイジャスミンが入った。
福永は「狭いところを突っ込んでよく伸びた。距離はもう少し延びてもいい」と好感触。松田国師は「母は(99年の)桜花賞2着。リベンジになれば」と来春に思いをはせた。9日にも滋賀県のノーザンファームしがらきへ放牧に出される。
提供:デイリースポーツ