圧倒的1番人気の
リターンラルク(牡、父ディープインパクト、美浦・大竹)が、ド派手なパフォーマンスでデビュー勝ちを決めた。出遅れて後方からの競馬になったが、直線では抜群の瞬発力を発揮し、前を行く各馬をあっという間にとらえた。勝ちタイムは1分39秒7。首差の2着は6番人気の
ウインフェニックス、さらに3/4馬身差の3着には2番人気の
デルカイザーが入った。
「まだ気性的に若く、ゲート内で興奮してポコッと出る形に。それでもケイコで感じていたように能力の高い馬です。追い出しを我慢してジワジワとエンジンをかけるイメージで乗りましたが、最後の脚はすごかった」と戸崎圭はレースを振り返った。「まだ子どもで、これだけのパフォーマンスを見せるのだから能力はある。ただ競馬以外での課題が現状は多過ぎるかな。今後に関しては未定です」と大竹師が言うようにまだ完成途上だが、成長次第では大物に育つ可能性は十分ある。
提供:デイリースポーツ