20日、園田競馬場で第3回園田FCスプリント(3歳上・ダ820m・1着賞金250万円)が行われ、道中は中団やや後方からのレースとなった下原理騎手騎乗の1番人気エプソムアーロン(牡9、高知・雑賀正光厩舎)が直線に向いて馬場の外へと持ち出されると、激しくなった先行争いから抜け出していた10番人気ホクセツライン(牡4、兵庫・田中範雄厩舎)をゴール前で豪快に差し切り、最後は1馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは0分48秒2(不良)。

　さらに3/4馬身差の3着に、スタートで後手を踏んでしまい追込みに賭けた2番人気ファイアーフロート(牡7、高知・松木啓助厩舎)が入った。なお、3番人気キューティガビー(牝7、兵庫・野田学厩舎)は6着に敗れている。

　勝ったエプソムアーロンは、父エリシオ、母エプソムカラー、その父サッカーボーイという血統。JRAでは1600万勝ちを含む4勝を挙げた実績馬が、今年の春から高知へと移籍すると重賞「福永洋一記念」を含めて5連勝達成。園田コースの820mでも末脚を発揮し、重賞2勝目を挙げた。

【勝ち馬プロフィール】
◆エプソムアーロン(牡9)
騎手：下原理
厩舎：高知・雑賀正光
父：エリシオ
母：エプソムカラー
母父：サツカーボーイ
馬主：宮崎冴子
生産者：田原橋本牧場
通算成績：53戦10勝(JRA34戦4勝、重賞2勝)