シャイニープリンス鞍上和田騎手は4年ぶりの福島参戦/ラジオNIKKEI賞

2013年06月25日 12:00

意欲の調整でタイトル奪取を狙うシャイニープリンス

 初めての重賞挑戦がGIのNHKマイルCで、11番人気ながらもわずか0秒3差の6着。シャイニープリンスの前走は“健闘”と言っていい。だが栗田博師の、結果に対する受け止め方は違う。「不完全燃焼。2度ほどスムーズさを欠く場面があったから」と厳しい表情で振り返る。

 スタートで他馬に入られて後方待機を余儀なくされ、直線でもさばくのに苦労するシーン。それでも大外に持ち出してからは、末脚を勢い良く伸ばした。勝負事で“タラレバ”は禁句とはいえ、トレーナーの思いにはうなずけるものがある。

 大魚を逸した悔しさ。それをまずは、重賞初Vという結果で少しでも晴らしたい。今回手綱を握るのは、初芝となった前々走の橘Sでテン乗りながらもVへ導いた和田。福島競馬への参戦は08年11月22日以来、実に4年7カ月ぶりとなる。わざわざ駆けつけるのも大いに脈がある証拠だろう。

 1週前は美浦Wで3秒以上も先行した僚馬との併せ馬でビッシリと攻められ、6F79秒0-64秒2-12秒9(一杯)の一番時計。今回にかける、陣営の意欲のほどが伝わってくる。「順調にきている。コーナーが4つの舞台がどうかだが、うまく対応してくれれば」。一戦ごとに完成度にも磨きがかかり、タイトル獲得への機運は熟している。

提供:デイリースポーツ

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