少頭数ながらも好素材がそろった一戦でGI馬の弟が輝いた。1.9倍の支持を集めた1番人気のキタサンラブコール(牡、父キングヘイロー、栗東・昆)がハナを主張し、藤田のエスコートで後続の追撃を許さずに押し切った。勝ちタイムは1分11秒7。09年の高松宮記念、スプリンターズSを制したローレルゲレイロを全兄に持つ血統馬。スピード豊かな走りからも今後が楽しみだ。1馬身差の2着は4番人気のオールオブナイト、さらに1馬身1/4差の3着には3番人気のダンディーズムーン、2番手を追走した2番人気ウラノスガッキは5着に敗れた。
北島三郎オーナー(名義は大野商事)は「新馬戦は緊張するね。勝ってくれて良かった」と地元での新馬Vに感激する。藤田は「物見がひどくて耳を立てて減速してしまった。それでもこの勝ち方。能力はあるね」と評価していた。
提供:デイリースポーツ