28日、京都競馬場で行われたあけび賞(2歳500万下・芝1600m)は、松永幹夫騎手騎乗の12番人気ケイアイヘネシー(牡2、栗東・池江泰郎厩舎)が、中団待機から直線外に持ち出すと、先に抜け出した2番人気オースミグラスワンをクビ差し切り快勝した。勝ちタイムは1分35秒2(良)。さらにアタマ差の3着には好位追走の4番人気ブライトトゥモローが入った。
勝ったケイアイヘネシーは、父ヘネシー、母ハーモニーウイン(その父Woodman)という血統。半兄に現2勝のマイサマードリーム(牡6、美浦・前田禎厩舎、父リンドシェーバー)がいて、牝系は02年朝日杯FS(G1)を制したエイシンチャンプ(牡4、栗東・瀬戸口勉厩舎、父ミシエロ)と同じ一族。7月17日のデビュー戦(函館・芝1200m)は4着、続く8月8日の2歳未勝利(函館・芝1800m)は3着、8月29日の前走・2歳未勝利(札幌・芝1800m)は2着と、惜敗が続いていたが、4戦目で初勝利。重賞初挑戦となった前走札幌2歳S(G3)では12着に敗れていた。通算成績は6戦2勝。