キングカメハメハ産駒など落札のカタール王族は日本で馬主申請の意向

2013年07月09日 12:00

 2日間にわたって開催される「セレクトセール2013」が8日、北海道苫小牧のノーザンホースパークで開幕。1歳馬のセリが行われた初日は257頭が上場され、1歳セリの過去最高額となる総額61億6070万円を売り上げた。外国人馬主も意欲的に参加。カタールの王族で初参加となった、現首長のいとこにあたるファハド・アルターニ殿下(落札者は代理人のDavid Redvers氏)がピンクパピヨン12(牡、父キングカメハメハ)を9000万円で、アロングザシー12(牝、父ネオユニヴァース)を1300万円で落札。「いいものだけを選んで買うというポリシーを持っている。予算的にも、ようやくいい馬を見つけることができた」と喜びを語った。

 以前から日本の競馬に興味津々だった。昨年暮れにお忍びで有馬記念をライブ観戦したことを明かし「この国(日本)の競馬が大好きになった。ファンとしてあれほど感動ができたのだから、馬主としてあの場に立てたら一層うれしいだろうと思った」とジェスチャーを交えながら笑顔で説明した。

 海外居住馬主の申請を経て、2頭は日本で走らせる意向。「購入した馬がどういう形で成長していくか。それを見定めつつ、来年はさらに多くの予算を見積もることになるだろう」。潤沢な資金を背景に、じわじわと勢力を拡大していきそうだ。

提供:デイリースポーツ

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