北海道苫小牧市のノーザンホースパークで9日(火)に行われたセレクトセール当歳市場は220頭(欠場馬9頭を除く)が上場され、うち166頭が落札された。

　落札価格の合計(税抜き)は56億0400万円で、昨年の48億4370万円を大きく上回った。落札率は75．5パーセントでやはり前年を上回った。落札馬の平均価格は3376万円だった。

　最高価格取引馬は、上場番号338番アゼリの2013(牡馬、父ディープインパクト、母アゼリ＝母の父ジェイドハンター)で2億4000万円で(有)デスクバレットが落札した。アゼリはアメリカの年度代表馬に2度も選ばれた名牝で、ブリーダーズカップディスタフなどGIで11勝を挙げている。
　その他、マルペンサの2013(牡馬、父ディープインパクト)が2億3000万円で落札されるなど、落札価格が1億円を超える馬が5頭誕生した。


　前日の当歳市場と合わせた2日間合計では477頭(欠場馬13頭)が上場され、うち392頭が落札された。落札価格の2日間合計(税抜き)は117億6470万円で、2日間開催となった2006年以降では最高記録。落札率は82．2％で、1頭平均落札価格は3001万円だった。1億円超えは13頭で史上2番目の記録。

提供:ラジオNIKKEI