大きな期待を背負ってデビュー戦を迎える。日曜中京5R(芝1400m)のロードストーム(牡、父マンハッタンカフェ、安田)は、国内外のGIを目下4連勝中のロードカナロアの半弟に当たる。「フワフワして走るし幼い。兄が偉大過ぎるので期待がかかるけど、これからの馬ですよ」と安田師は笑う。
1週前は栗東坂路で4F51秒5の好時計をマークし、今週は同CWで6F81秒1-12秒0。3頭併せで豪快な動きを披露した。「いい馬だけど、まだ緩さがあって集中力もひと息」。感触を確かめた浜中のジャッジもトレーナーと同様に辛口だが、比較する兄の存在が大き過ぎるせいもある。
「乗りやすいし、さすがは血統馬という感じもある。まだ気持ちと体がかみ合っていないだけ。先々は良くなるでしょう」。世界を制し、スプリント&マイルの2階級制覇も決めたカナロアの背中を追い、ターフを駆け抜ける。
提供:デイリースポーツ