1日、浦和競馬場で行われた浦和記念(交流G2、ダート2000m・1着賞金4000万円)は、金子正彦騎手騎乗の4番人気
モエレトレジャー(牡3、川崎・足立勝久厩舎)が、スタート直後から先頭に立ち、そのまま他馬を寄せ付けず逃げ切り勝ちを収めた。勝ちタイムは2分07秒1(良)。中団追走から3角で徐々に進出してきた圧倒的1番人気(単勝140円)
カイトヒルウインドは、直線では勝ち馬に突き放されてしまい、4馬身差の2着に終わった。さらにクビ差の3着には中団追走の3番人気トーシンブリザードが入り、浦和転厩初戦で地方2戦目となる2番人気
ダンツフレームは後方からレースを進めたものの、見せ場無く9着に敗れた。
勝った
モエレトレジャーは、父トレジャーアイランド、母イブキピンクレディ(その父ノーザンテースト)という血統。半弟は、8月28日のクローバー賞(2歳OP)を制した
モエレフェニックス(牡2、北海道・堂山芳則厩舎、父サンデーサイレンス)で、伯父に
ノーザンコンダクト(父ノーザンテースト、ラジオたんぱ杯3歳S-G3)がいる。今年2月のしらさぎ賞(南関東G3)で重賞初制覇を飾ると、その後は羽田盃、東京ダービー(共に南関東G1)で4、12着に敗退。黒潮盃(南関東G2)でも6着に敗れていたが、戸塚記念(南関東G3)で重賞2勝目を挙げると続く埼玉新聞杯を逃げ切り重賞連勝。前走JBCクラシック(交流G1)では7着に敗れたが、今回で交流重賞初勝利となった。通算成績は15戦6勝(うち重賞4勝、浦和3戦3勝)。鞍上の金子正彦騎手、管理する足立勝久調教師は共に同レース初制覇。