異父兄
フラガラッハ(父デュランダル)が重賞(12年中京記念)を制した舞台でV発進だ。中団の外めを追走した3番人気の
フェルメッツァ(牡、父ディープインパクト、栗東・松永幹)が直線で粗削りな面を見せながらも抜け出し、先頭でゴール板を駆け抜けた。勝ちタイムは1分38秒3。異父姉にデイリー杯クイーンC3着馬の
イリュミナンス(父マンハッタンカフェ)もおり、血統背景からも飛躍が期待される。2着は無敗で昨年のNHKマイルCを制した
カレンブラックヒル(父ダイワメジャー)の異父弟に当たる1番人気の
レッドアルヴィス。力強く末脚を伸ばしたが、半馬身差及ばなかった。なお、さらに1馬身1/4差の3着には離れた4番人気だった
マイネルアミークスが入り、2番人気の
ステファノスは追い出された際の反応が鈍く、4着に敗れた。
「いい馬。直線で内へもたれたが、ムチを入れたらまた伸びてくれたからね。距離は延びても大丈夫。まだまだ良くなるよ」と武豊は声を弾ませた。今後は涼しくなるまでひと息入れる可能性もある。
提供:デイリースポーツ