4日、中京競馬場で行われた2歳新馬(芝1200m)は、秋山真一郎騎手騎乗の6番人気メイショウリオン(牡2、栗東・安達昭夫厩舎)がスタート後に先頭に立つと、1番人気メタモルキングを1/2馬身差抑えて逃げ切り。勝ちタイムは1分10秒2(良)。さらにクビ差の3着に追い込んだ3番人気ミスズシャープが入った。高知競馬場のアイドルホースで、デビュー以来113連敗中のハルウララ(牝8、高知・宗石大厩舎)の半妹タガノヒロイン(栗東・浅見秀一厩舎、父タバスコキャット)は6着だった。
勝ったメイショウリオンは、父ジョリーズヘイロー、母ユウキチェリオ(その父オペラハウス)という血統。牝系はマチカネフクキタル(父クリスタルグリッターズ、菊花賞-G1)と同じ一族。ジョリーズヘイロー産駒は、スターペスゲンズイ(牡2、栗東・土門一美厩舎)、マツリダボーイ(牡2、栗東・大久保正陽厩舎)に続き今年のJRA2歳戦3勝目。
阪神5R・2歳新馬(ダート1800m)は、D.ホワイト騎手騎乗の1番人気アップドラフト(牡2、栗東・安田隆行厩舎)が、好位追走から早めに抜け出すと、後方待機から直線外に持ち出した2番人気ダブルティンパニーに3.1/2馬身差を付けて快勝した。勝ちタイムは1分55秒0(良)。さらに6馬身差の3着は3番人気エイシンイーストンが入った。
勝ったアップドラフトは、父エルコンドルパサー、母マクダヴィア(その父ブラッシングジョン)という血統で、半姉はJRA現5勝のラシルフィード(牝5、栗東・松元省一厩舎、父サンデーサイレンス)。さらに近親には、種牡馬ティンバーカントリー(父Woodman、プリークネスS-米G1)がおり、牝系はツルマルツヨシ(父シンボリルドルフ、京都大賞典-G2)と同じ一族になる。
阪神6R・2歳新馬(芝1400m)は、内田博幸騎手騎乗の2番人気ワンダーガジ(牡2、栗東・湯浅三郎厩舎)が、好位追走から内を突くと、後方3番手から追い込んだ1番人気ソルジャーズソングを1/2馬身抑え優勝した。勝ちタイムは1分22秒5(良)。さらにハナ差の3着は7番人気アサクサソネットが入った。
勝ったワンダーガジは、父Ghazi、母ダンシングラス(その父Cure the Blues)という血統で、半兄にはJRAで3勝を挙げたエルウェーホーク(父ハープアイル)がいる。父のガジ GhaziはセクレタリアトS(米G1・芝10F)などを制したDanzig系の種牡馬。