落ち着きがあって馬体もふっくらしているローガンサファイア(撮影:井内利彰)
14日の最終追い切りで、自己ベストを更新する、坂路4F50.9秒をマークしたローガンサファイア(栗東・佐々木晶三厩舎)。今朝はいつもと変わらず、角馬場を1周半という調整で、翌日の小倉競馬場への輸送に備えた。
角馬場での様子を見ながら「落ち着きがあって、ゆったりと歩けているのが、いいですね。飼葉もしっかり食べて、馬体はふっくらしていますから、あとは輸送してどのくらいの体になるか、ですね」と担当する立山勇厩務員。今週末は、お盆の帰省ラッシュと重なるため、高速道路の渋滞が予想されている。これに対応して、通常よりも栗東を出発する時刻を早めている厩舎がほとんどで、ローガンサファイアの場合は、15日の4時に出発の予定(渋滞がなければ、8時間程度で到着する見込み)。
朝一番の坂路馬場を4F70.1〜1F15.7秒のキャンターで駆け上がったマイネルエテルネル(栗東・西園正都厩舎)。騎乗していた担当の甲斐基郎調教助手は「変わらずに順調」と笑顔の返答。2歳時に小倉2歳Sを勝った舞台で、重賞2勝目を狙う。
同厩舎ハノハノはマイネルエテルネルの10分ほど後に坂路馬場でキャンター。4F64.4〜1F15.6秒で気分よく駆け上がった。担当する櫻井吉章調教助手は「いつも最終追い切りは速い時計を出しているので、今回の終い重点(4F53.1〜1F11.9秒)がどうかなと思っていましたが、やっぱり追い切ると違いますね。いい雰囲気になってきました」と今朝の乗った感触を表現してくれた。(取材・写真:井内利彰)