豪快に突き抜けて圧倒的な支持に応えた。直線で鞍上・松山の合図を受けると、中団追走の1番人気エイシンキサナドゥ(牡、父ディストーティドユーモア、栗東・野中)が大外から先行4頭を一気にのみ込んで快勝。勝ちタイムは1分9秒4だった。父は米GII2勝馬で98年シガーマイル・米GIで3着しており、種牡馬としても03年のケンタッキーダービーとプリークネスSを制したファニーサイドを輩出。母リバーズプレイヤーも米GI(07年プリンセスルーニーH)を勝っている。なお、1馬身1/4差の2着は4番人気のディープインパクト産駒セフィーロで、さらに鼻差の3着には最後方から脚を伸ばした9番人気のタガノスカイが入った。

「力が違いましたね」と松山。今後は栗東へ戻り、中1週で小倉2歳S(9月1日・小倉、芝1200m)へ向かう。「叩いた次はグンと良くなるはず」と野中師は先を見据えた。

提供：デイリースポーツ