新種牡馬ヨハネスブルグ産駒の勢いが止まらない。越後路のス
プリント戦は1番人気の
ネロ(牡、栗東・森)が2番手から楽な手応えで抜け出した。好スタートを決めたが、内から2着馬が主張するとスッと控えて2番手を追走。勝ちタイムは1分13秒4と遅かったが、直線半ばまで鞍上の手は動かず、軽く促されたラストはスッと反応してフィニッシュ。余裕たっぷりの内容だった。現役時代に01年米国のBCジュヴェ
ナイルをはじめ、伊仏独でGIを制した父の産駒は土曜の新馬戦4鞍中3鞍を制す活躍。なお、1馬身半差の2着は3番人気の
ラヴァーサクラ、さらに1馬身1/4差の3着には4番人気の
キョウワジュネスが入った。
「坂路の追い切りで動いていましたからね。ゲートもポンと出て、本当に楽な競馬でした」と戸崎圭は笑みを浮かべる。母系はGI3勝馬
ニシノフラワーの一族。「距離が延びても大丈夫。楽しみです」と期待を膨らませていた。
提供:デイリースポーツ