フリートストリートがG前抜け出し、レコード大幅更新V/エルムS

2013年08月24日 18:15

 24日、函館競馬場で秋のダート戦線を見据える一戦、エルムS(3歳上・GIII・ダ1700m)が行われ、スタートを決めて道中は2番手で運んだ内田博幸騎手騎乗の3番人気フリートストリート(牡4、栗東・角居勝彦厩舎)が、3〜4コーナーで押して逃げる5番人気エーシンモアオバー(牡7、栗東・沖芳夫厩舎)に並びかけると、直線に向いて残り100mで捕らえて抜け出し、最後は3/4馬身差をつけ優勝した。勝ち時計の1分42秒0(重)は、函館ダート1700mの従来記録を1秒1更新するレコードタイム。

 なお、単勝1.6倍と断然の1番人気に推されたブライトライン(牡4、栗東・鮫島一歩厩舎)は、道中3番手の絶好位を追走していたが、直線に向いて前の2頭の間を捌くのに手間取ってしまい、エーシンモアオバーから1馬身差遅れた3着に敗れた。

 その後の4着が7番人気ツクバコガネオー(セン5、美浦・尾形充弘厩舎)、5着には4番人気グランドシチー(牡6、美浦・相沢郁厩舎)が入って掲示板は確定した。2番人気ダノンゴールド(牡4、美浦・藤沢和雄厩舎)は、見せ場なくブービー12着に沈んだ。

 勝ったフリートストリートは、父Street Sense、母ジェニーリンド、その父Singspielという血統。2012年1月のデビューから3連勝で3歳限定OP特別・ヒヤシンスS(東京ダ1600m)を制した素質馬が、今年の6月に1000万で復帰。2走目の1000万、1600万を2連勝して迎えたここは3番人気に推されていたが、鞍上・内田博幸騎手が勝負所から気を抜かせずに上手く走らせるファインプレーも光って、終わってみれば従来のコースレコードを1.1秒も更新する超速タイムをマークしての嬉しい重賞初制覇。通算6勝目を挙げた。

【勝ち馬プロフィール】
◆フリートストリート(牡4)
騎手:内田博幸
厩舎:栗東・角居勝彦
父:Street Sense
母:ジェニーリンド
母父:Singspiel
馬主:H.H.シェイク・モハメド
生産者:ダーレー・ジャパン・ファーム
生産者:浜本牧場
通算成績:11戦6勝(重賞1勝)

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