函館11R・丹頂S(芝2600m)は、11番人気の伏兵サイモントルナーレ(美浦・田中清)が、直線でのたたき合いを制し、波乱を演出した。道中は後方を追走していたが、3角すぎからジワーッと上がって行き、4角では好位まで進出。最後はハンデの50キロがものを言った形で、ゴール前はグイッとひと伸びした。勝ちタイムは2分54秒7。1馬身1/4差の2着には10番人気のトラストワン、さらに半馬身差の3着には3番人気のメイショウウズシオが入った。なお、1番人気のリリエンタールは見せ場なく8着に敗れた。
今週の函館で土曜3勝、日曜3勝と大活躍の横山和は「50キロで内枠だったので、2600mの距離をぴったり回って来ようと思った。それが最後の伸びにつながりましたね」とうなずいた。
提供:デイリースポーツ