スタート後から先手を取った北海道のシャイニングサヤカがそのまま逃げ切り嬉しい初重賞制覇(写真提供:岩手県競馬組合)
2日、水沢競馬場で第39回ビューチフル・ドリーマーC(3歳上・牝・ダ1900m・1着賞金400万円)が行われ、スタートして押して先手を奪った岩橋勇二騎手騎乗の6番人気シャイニングサヤカ(牝6、北海道・田中淳司厩舎)が、4番手追走して最終4コーナーで外から詰め寄った1番人気アスカリーブル(牝4、船橋・出川克己厩舎)との長く激しい叩き合いを最後まで譲らずそのまま逃げ切り、クビ差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分58秒8(不良)。
さらに6馬身差の3着に、3番人気ショウリダバンザイ(牝6、北海道・林和弘厩舎)が入った。なお、2番人気クラキンコ(牝6、北海道・堂山芳則厩舎)は4着に終わった。
勝ったシャイニングサヤカは、父キングヘイロー、母シンセイアカリ、その父マヤノトップガンという血統。地元門別では5戦して未勝利も、前走「グランダム・ジャパン」3戦目のノースクイーンC(門別1800m)でも同様に逃げて、勝ち馬クラキンコからアタマ差、ハナ差の3着に健闘。今回は初めての水沢だったが、今シーズンのホッカイドウ競馬リーディング2位につける岩橋勇二騎手がスタート後に激しく手を動かしながら先手を主張すると、南関東の強豪アスカリーブルの追撃を振り切って価値ある重賞初制覇。通算3勝目を挙げた。
【勝ち馬プロフィール】
◆シャイニングサヤカ(牝6)
騎手:岩橋勇二
厩舎:北海道・田中淳司
父:キングヘイロー
母:シンセイアカリ
母父:マヤノトップガン
馬主:伏木田達之
生産者:伏木田牧場
通算成績:30戦3勝(JRA19戦0勝、重賞1勝)