トレヴ騎乗のデットーリ騎手、オルフェーヴル&キズナを語る/凱旋門賞現地レポ

2013年09月03日 13:25

凱旋門賞でトレヴに騎乗するデットーリ騎手、ライバルのオルフェ&キズナを語る(撮影:沢田康文)

 凱旋門賞まであと36日となった8月31日。欧州競馬界の第一人者フランキー・デットーリ騎手(42)がフランスのシャンティー競馬場に姿を現した。

 この日は第1Rの2歳戦で、今夏から騎乗契約を結んだシェイク・ジョアン殿下が所有するグザイエルに騎乗。単勝5番人気だったパートナーを道中最後方から3着まで押し上げ、レースを終えた。

 夏のドーヴィル開催ではGIIIを含む5勝を挙げ、GIジャックルマロワ賞でも2着に入るなどフランス競馬での好調ぶりが目立つフランキー。凱旋門賞では、ディアヌ賞をレコード勝ちした3戦無敗のトレヴ(牝3、C・ヘッド厩舎)に騎乗予定だ。

「彼女はフランスのクラシックホース。追い切りに一度騎乗したが、想像通りの素晴らしい馬だったよ。距離に関しては2100mをこなせたので心配はしていないが、ヴェルメイユ賞を走ってみないことには分からないというのも正直なところ。来週の火曜日(3日)も、フランスまで調教に乗りに来て感触を確かめようと思っているんだ」

 日本から参戦するオルフェーヴルとキズナについては「もちろん、2頭とも知っている。オルフェーヴルは世界的なビッグプレイヤーだが、一頓挫あったそうだから、そのあたりがどうだろう? ダービー馬の方は英国では情報が少ないけれど、未知の怖さがあるね」と語った。

 ラムタラ(1995年)、サキー(2001年)、マリエンバード(2002年)で3度凱旋門賞を制しているフランキーは、「凱旋門賞を勝利するためには、いかなるレース展開でもリラックスして走れる精神力と、直線での瞬発力が必要。フレッシュな状態でレースを迎えることも大切になる」と語り、プライベートジェットで競馬場を後にした。(取材・写真:沢田康文)

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