新種牡馬スウィフトカレント産駒、サンダラス(右)が外から伸び、最後は3頭の叩き合いを制しOP勝利
14日、阪神競馬場で野路菊S(2歳・OP・芝1800m)が行われ、スタートでは後手を踏み道中最後方からの追走となった松田大作騎手騎乗の7番人気サンダラス(牡2、栗東・千田輝彦厩舎)が直線に向いて外へ持ち出されると、4〜5番手追走からしぶとく伸びて2着を確保した1番人気ウインフルブルーム(牡2、栗東・宮本博厩舎)ら、3頭での競り合いを外から一気に捕らえて差し切り、2着以下にクビ差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分46秒6(良)は、阪神芝1800m2歳戦のレコードタイム。
さらに1/2馬身差の3着に、先行して粘った3番人気マイネルメリエンダ(牡2、美浦・和田正一郎厩舎)が入った。なお、2番人気フェルメッツァ(牡2、栗東・松永幹夫厩舎)も2着争いに加わっていたが、1.1/4馬身差遅れての4着に敗れた。
勝ったサンダラスは、父が2006年小倉記念V、同年天皇賞・秋で2着に入り芝中距離戦線で活躍したスウィフトカレント、母ブルーレインボウ、その父マルゼンスキーという血統。7月21日の未勝利戦(函館・芝1800m)に続く差し切りVで、2連勝を飾った。
【勝ち馬プロフィール】
◆サンダラス(牡2)
騎手:松田大作
厩舎:栗東・千田輝彦
父:スウィフトカレント
母:ブルーレインボウ
母父:マルゼンスキー
馬主:加藤信之
生産者:小河豊水
通算成績:3戦2勝