フェアリーS、フェリシア快勝

2004年12月19日 15:31

 19日、中山競馬場で行われたフェアリーS(G3・芝1200m)は、横山典弘騎手騎乗の3番人気フェリシア(牝2、美浦・上原博之厩舎)が、中団追走から先に抜け出した1番人気ペニーホイッスルを3/4馬身差し切り快勝した。勝ちタイムは1分08秒5(良)。さらに1馬身差の3着には好位追走から直線は前が壁になった2番人気カシマフラワーが入った。

 勝ったフェリシアは、父が97年の朝日杯3歳S(G1)をはじめ、98年、99年の有馬記念(G1)を連覇し、99年の宝塚記念(G1)を勝つなどG1・4勝を挙げた新種牡馬グラスワンダー、母フェルモイ(その父Irish River)という血統で、牝系は95年の欧州3冠馬ラムタラ(牡12、父Nijinsky)と同じ。7月31日のデビュー戦(新潟・芝1400m)を快勝し、グラスワンダー産駒初のJRA勝ち上がりになると、続く新潟2歳S(G3)ではマイネルレコルト(朝日杯FS-G1)、ショウナンパントル(阪神JF-G1)、スムースバリトン(東京スポーツ杯2歳S-G3)に次ぐ4着。その後はサフラン賞、赤松賞(共に500万)で連続して2着に惜敗していた。通算成績5戦2勝。グラスワンダー産駒はJRA重賞初制覇となり、新種牡馬産駒による同レース制覇は95年マックスロゼ以来9年ぶりとなる。

 鞍上の横山典弘騎手は01年サーガノヴェルに続き同レース4勝目。天皇賞・春(イングランディーレ)、アルゼンチン共和国杯(レニングラード)などに続き、JRA重賞は今年6勝目。通算では79勝目。管理する上原博之調教師は同レース初制覇。皐月賞(ダイワメジャー)に続きJRA重賞は今年2勝目。通算では7勝目。

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