牝馬同士の一戦は波乱の決着となった。2番手を楽に追走した8番人気のエクスシア(牝、父シニスターミニスター、美浦・田島俊)が1分10秒4のタイムでV。直線を向けて余裕たっぷりの手応えで最内枠からハナを主張した3番人気サマーデライト(5着)をかわすと、急坂をしっかりとした脚取りで駆け上がり、後続の追撃を振り切った。首差の2着は好位から運んだ4番人気のアンジェリック、さらに1馬身差の3着には中団から伸びた10番人気のマリーズケイが入った。なお、1番人気のアクアベールは3着馬と同じような位置でレースを進めたが、精彩を欠いて10着に敗れた。
母ハネダテンシの現役時代にコンビで2勝を挙げている蛯名は「ケイコ通り。気が良くて初戦向きだと思っていた」と笑顔でうなずく。次戦は未定だが、田島師は「仕上がり早のタイプ。先行できたし短い距離が合っているね」とスピードをたたえていた。
提供:デイリースポーツ