ソリタリーキング(右)を抑えて優勝したワンダーアキュート(左)(撮影:高橋正和)
23日、船橋競馬場でダート交流重賞・第60回日本テレビ盃(GII・3歳上・ダ1800m・1着賞金3200万円)が行われ、好スタートを決めて道中2番手からの追走となった武豊騎手騎乗の1番人気ワンダーアキュート(牡7、栗東・佐藤正雄厩舎)が、逃げ粘る2番人気ソリタリーキング(牡6、栗東・石坂正厩舎)を3〜4コーナーで捕らえに掛かると残り100mで競り落とし、最後はクビ差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分50秒3(良)。
さらに6馬身差離れた3着に、3番人気ランフォルセ(牡7、美浦・萩原清厩舎)が入った。
勝ったワンダーアキュートは、父カリズマティック、母ワンダーヘリテージ、その父Pleasant Tapという血統。武豊騎手との初コンビとなった組んだ前走・帝王賞(大井2000m)では逃げて3着。ひと夏挟んで3か月ぶりの実戦は、GI級の有力馬がおらずやや低調なメンバー構成で負けられない一戦になったが、逃げるソリタリーキングとの争いをゴール前で制し、単勝オッズ1.3倍の断然人気に応える順当勝ち。11月4日(祝・月)に金沢競馬場で行われるJBCクラシック(GI・2100m)の連覇に向けても幸先のいいスタートを切った。
【勝ち馬プロフィール】
◆ワンダーアキュート(牡7)
騎手:武豊
厩舎:栗東・佐藤正雄
父:カリズマティック
母:ワンダーヘリテージ
母父:Pleasant Tap
馬主:山本信行
生産者:フクダファーム
通算成績:33戦11勝(重賞5勝)
主な勝ち鞍:2012年JBCクラシック(川崎-GI)