今年も夢叶わず…無敗の3歳牝馬トレヴの前に完敗。オルフェーヴル2着、キズナ4着/凱旋門賞・仏

2013年10月06日 23:55

直線に入っていち早く抜け出したT.ジャルネ騎手騎乗の3歳牝馬トレヴ(左)がオルフェーヴル、キズナを倒し凱旋門賞を制す(撮影:高橋 正和)

 6日の日本時間23時15分、フランス・ロンシャン競馬場で凱旋門賞(3歳上・GI・芝2400m・1着賞金274万2720ユーロ)が行われ、2011年のクラシック3冠馬オルフェーヴル(牡5、栗東・池江泰寿厩舎)と、今年の日本ダービー馬キズナ(牡3、栗東・佐々木晶三厩舎)が出走。

 レースはC.スミヨン騎手騎乗のオルフェーヴルが中団、武豊騎手騎乗のキズナがそれを見ながらレースを進める形。フォルスストレートでトレヴ(牝3、仏・C.ヘッド厩舎)が外から動き、それを追いかけるようにキズナが動く。直線に入っていち早く抜け出したトレヴを、馬群を割るようにして伸びたオルフェーヴルが追うも、差は広がる一方。結果、内から伸びてきたアンテロ(牡3、仏・A.ファーブル厩舎)との競り合いは制するも、昨年に続き2着での入線となった。直線はじめではオルフェーヴルと並ぶ形となったキズナも伸びきることができず、アンテロに続く4着での入線となった。勝ちタイムは2分32秒04。

 1969年スピードシンボリの日本馬初挑戦から44年。今年こそは勝てると日本の競馬ファン・関係者が過去最大と言っていい期待を寄せたが、またも世界の厚い壁にはね返される結果となった。

【佐々木晶三調教師のコメント】
折り合いはついていてベストポジションだった。フォルスストレートでオルフェーヴルを閉めた時はやったと思ったけど、その前にトレヴという強い馬がいた。全力を尽くした気持ちはあるけど…。

【日本馬プロフィール】
◆オルフェーヴル(牡5)
騎手:C.スミヨン
厩舎:栗東・池江泰寿
父:ステイゴールド
母:オリエンタルアート
母父:メジロマックイーン
馬主:サンデーレーシング
生産者:社台コーポレーション白老ファーム
通算成績:20戦11勝(海外4戦2勝、重賞10勝)
主な勝ち鞍:2011年皐月賞(GI)、日本ダービー(GI)、菊花賞(GI)、有馬記念(GI)、2012年宝塚記念(GI)

◆キズナ(牡3)
騎手:武豊
厩舎:栗東・佐々木晶三
父:ディープインパクト
母:キャットクイル
母父:Storm Cat
馬主:前田晋二
生産者:ノースヒルズ
通算成績:9勝6勝(重賞4勝、海外2戦1勝)
主な勝ち鞍:2013年日本ダービー(GI)

新着ニュース

ニュースを探す

ご意見・ご要望

本サービスはより高機能なサービスの提供なども検討しております。お気づきの点がございましたらお気軽に下記フォームよりご意見をお願いいたします。

  • ご意見をご記入ください。

頂いたご意見には必ずスタッフが目を通します。個々のご意見に回答できかねますことを予めご了承ください。
また、連続して複数送信されると、受付できないことがあります。予めご了承ください。