ホエールキャプチャが好位追走から抜け出し、得意の舞台で久々の勝利(撮影:下野雄規)
14日、東京競馬場で府中牝馬S(3歳上・牝・GII・芝1800m)が行われ、前半1000mの通過タイムが63秒8というスローペースの3番手でレースを進めた蛯名正義騎手騎乗の4番人気
ホエールキャプチャ(牝5、美浦・田中清隆厩舎)が、直線に入って脚を伸ばして残り200mを過ぎたところで抜け出し、直線で一旦下がりかけるももう一度伸びてきた5番人気
ドナウブルー(牝5、栗東・石坂正厩舎)を1/2馬身退けて優勝した。勝ちタイムは1分48秒8(良)。
さらにアタマ差の3着に7番人気
スイートサルサ(牝3、美浦・菊川正達厩舎)が入った。なお、2番人気
マイネイサベル(牝5、美浦・水野貴広厩舎)は中団から追うも伸びきれず
スイートサルサから1/2馬身差の4着(同着)、1番人気
アロマティコ(牝4、栗東・佐々木晶三厩舎)と3番人気
ハナズゴール(牝4、美浦・加藤和宏厩舎)は伸び脚なくそれぞれ7着(同着)、9着に敗れている。
勝った
ホエールキャプチャは、父クロフネ、母グローバルピース、その父サンデーサイレンスという血統。2012年のヴィクトリアマイルで念願のGI制覇を果たしたあとは2ケタ着順が続いたが、今年のヴィクトリアマイルでハナ差の2着と激走。続く札幌記念はまた2ケタ着順に終わったものの、得意の府中に戻ったここで先の2012年ヴィクトリアマイル以来、1年5ヶ月ぶりの勝ち星を挙げた。
【勝ち馬プロフィール】
◆
ホエールキャプチャ(牝5)
騎手:蛯名正義
厩舎:美浦・田中清隆
父:クロフネ
母:グローバルピース
母父:サンデーサイレンス
馬主:嶋田賢
生産者:千代田牧場
通算成績:21戦6勝(重賞4勝)
主な勝ち鞍:2012年ヴィクトリアマイル(GI)