東京11Rの府中牝馬ステークス(3歳以上GII・牝馬・芝1800m)は、4番人気
ホエールキャプチャ(蛯名正義騎手)が勝利した。勝ちタイムは1分48秒8。半馬身差の2着に5番人気
ドナウブルーが、アタマ差の3着に7番人気
スイートサルサがそれぞれ入線。
ホエールキャプチャは美浦・田中清隆厩舎の5歳牝馬で、父クロフネ、母グローバルピース(母の父サンデーサイレンス)。通算成績は21戦6勝となった。
レース後のコメント
1着
ホエールキャプチャ 蛯名正義騎手
「久々にいい状態でしたし、具合がいいのでゲートでも落ち着いていて、思い通りの競馬ができました。追い出しは少し早いかと思いましたが、この馬の力を信じて出していきました。一時期、体調を崩していましたが、今日がこの馬本来の力です」
2着
ドナウブルー I.
メンディザバル騎手
「VTRを見て勉強して、外のほうがいいと思っていました。スタートよく行けたのですが、ペースが遅かったので、道中は試行錯誤していました。最後で他の馬がどっと押し寄せてきたとき、怯んだわけではないのですが、馬が驚いたような感じでそのぶん仕掛けが遅れました。しかし、調教師とも話しましたが、これまで外に寄れる傾向のあったこの馬がまっすぐ走れたのは収穫でした。次につながると思います」
3着
スイートサルサ 田中勝春騎手
「相手はGI馬ですし、力負けだと思います」
4着(同着)
マイネイサベル 松岡正海騎手
「いい位置でしたが、ペースが遅くなってしまいました。しかし、この
スタイルの競馬をしてきたので、次はGIですし、形を崩すわけにはいきませんでした。それでもここまで来たのは、この馬の能力です。ここを叩いて、上積みがあると思います」
4着(同着)
コスモネモシン 柴田大知騎手
「道中スムーズにいいペースで行けましたが、直線で他馬に前へ入られてブレーキをかけることになりました。あれがなければ2着はあったと思います」
7着(同着)
アロマティコ 福永祐一騎手
「このような流れは予想していましたが、スタートが遅かったです。好位で競馬をしようと思っていましたが、行けませんでした。
スイートサルサがいた位置ぐらいだったらよかったのですが、前半のポジション取りがすべてです。脚は使っているんですけどね。力はつけていますが、好位差しできるようになるともっといいと思います」
9着
ハナズゴール 武豊騎手
「ペースが遅くて、前半で力んでハミを噛んでしまいました。切れ味勝負はいいと思いましたが、距離はもっと短いほうがいいようです」
12着
スピードリッパー 三浦皇成騎手
「前回もそうでしたが、ゲートを出てくれませんでした。馬は前回よりもよく、脚も使っていますが、ヨーイドンの競馬になりましたからね......」
提供:ラジオNIKKEI