鞍上・福永の左ステッキを受けて脚を伸ばしたノボリレジェンド(牝、栗東・河内)が圧倒的な1番人気に応えた。スムーズな発馬から道中は中団の外めを行きっぷり良く追走し、直線半ばでエンジンが点火。最内枠を生かしてハナに立った3番人気ネオヴァリアント(2着)が粘り込みを図るところを、ゴール手前で一気にとらえて瞬く間に半馬身差をつけた。瞬発力を見せつけたディープインパクト産駒は異父兄に08年の高松宮記念を制したファイングレインがいる良血馬。タイムは1分23秒7だった。なお、2着馬と2馬身差の3着は最後方から追撃した2番人気モズハナニカゼだった。
福永は「ペースが遅かったけど、うまく前をとらえてくれましたね」と笑顔を浮かべる。河内師も「使ってさらに良くなりそう」と先々を楽しみにした。今後はファンタジーS(11月9日・京都、芝1400m)を目指す予定。
提供:デイリースポーツ