コスモバルクの半弟・フェバリットブルー(撮影:佐々木祥恵)
10月27日(日)の東京4Rの新馬戦(芝2000m)で、コスモバルクの半弟・フェバリットブルー(牡2・父ロージズインメイ・畠山吉宏厩舎)が、メンディザバル騎手騎乗でデビューする。
9月下旬に熱発するアクシデントもあったが、すぐに回復。その後は順調に調教を重ねてきた。期待の大きい同馬について、管理する畠山吉宏調教師は「だいぶ動けるようになってきましたね。まだズルいところがありますけど、集中力も出てきました。ただ切れる脚を使う感じではなさそうなので、ヨーイドンの競馬になった時がどうかですね。芝でデビューさせますが、全姉のブーケドロゼブルー(2勝)と違って、ダートでも走れるタイプかもしません」と見通しを語った。
追い切りに騎乗した柴田大知騎手は「先週より今週の追い切りの方が踏ん張りがきいていて、我慢ができていました。乗った感じは悪くないですが、いきなりからというより、使われながら良くなっていく馬だと思います」と、現段階ではやや物足りなさを感じているようだったが、普段調教をつけている菅田調教助手は「良いところがある馬です。キツい気性だった姉(ブーケドロゼブルー)と、性格も似てきました。将来が楽しみです」と、同馬の素質を評価していた。
ディープブリランテの全弟・ゼウスバローズ(牡2・角居勝彦厩舎)や、カミノタサハラ(牡3・国枝栄厩舎)、マウントシャスタ(牡4・池江泰寿厩舎)、ボレアス(牡5・吉田直弘厩舎)の全弟・ベルキャニオン(牡・堀宣行厩舎)など、良血馬、素質馬揃いのこのレースで、地方の雄・コスモバルクの半弟がどんな走りを見せてくれるのか、注目したい。(取材・写真:佐々木祥恵)