3歳馬コパノリチャードが古馬を相手に逃げ切り、GIへ向け弾みをつけた
26日、京都競馬場でスワンS(3歳上・GII・芝1400m)が行われ、先手を取った浜中俊騎手騎乗の8番人気コパノリチャード(牡3、栗東・宮徹厩舎)が、そのまま直線に入っても全く脚色衰えずに後続を完封。中団から直線追い上げた4番人気ダイワマッジョーレ(牡4、栗東・矢作芳人厩舎)に1.3/4馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分20秒8(稍重)。
さらにクビ差の3着には、ダイワマッジョーレと並んで脚を伸ばした10番人気サダムパテック(牡5、栗東・西園正都厩舎)が入った。なお、1番人気マジンプロスパー(牡6、栗東・中尾秀正厩舎)はその1/2馬身後ろの4着争いにハナ差敗れ5着、3番人気ラトルスネーク(牡5、栗東・須貝尚介厩舎)はマジンプロスパーから1/2馬身差の6着、2番人気グランプリボス(牡5、栗東・矢作芳人厩舎)はさらに1/2馬身差の7着に終わった。
勝ったコパノリチャードは、父ダイワメジャー、母ヒガシリンクス、その父トニービンという血統。2月のアーリントンCを制したあとは、皐月賞13着、NHKマイルカップ8着、秋緒戦のポートアイランドSでも16着と人気を裏切り続けてしまっていたが、2戦2勝と相性の良い京都で見事強敵相手の逃げ切り勝ちを披露。同じ京都で行われる本番にも期待が広がる重賞2勝目を挙げた。
【勝ち馬プロフィール】
◆コパノリチャード(牡3)
騎手:浜中俊
厩舎:栗東・宮徹
父:ダイワメジャー
母:ヒガシリンクス
母父:トニービン
馬主:小林祥晃
生産者:ヤナガワ牧場
通算成績:8戦4勝(重賞2勝)
主な勝ち鞍:2013年アーリントンC(GIII)