11日、JRAは、04年度のJRA賞馬事文化賞に、施丸巴(つむじまるともえ)氏の『馬映画100選』(源草社)を選出したことを発表した。

　『馬映画100選』は、国内外の馬が登場する映画を「馬描写の充実度」という基準に100点を選んで紹介しており、もともとは競馬週刊誌のコラムに連載されていたものを単行本化した作品。著者の旋丸巴さんは競馬ライターである一方で、日本純血アラブ馬協会の会長も兼任している。

　馬事文化賞は日本の馬事文化に貢献のあった個人(団体)に贈られる賞で、前回の馬事文化賞では、映画『シービスケット』の著者ローラ・ヒレンブランド氏が受賞した。過去の受賞者には吉沢譲治氏や故・戸山為夫調教師、作家の宮本輝氏らが名を連ねている。