一頭だけ違う脚色で鮮やかに突き抜けた。4番人気のアルトゥーナ(牝、父ハーツクライ、栗東・長浜)がデビュー戦を快勝。道中は中団のインで脚を温存。直線で馬群の外に持ち出されると豪快に伸びて差し切り勝ちを収めた。勝ちタイムは1分36秒5。異父姉に今年の京成杯AH(GIII)を勝ったエクセラントカーヴを持つ良血馬で今後の活躍が楽しみだ。1馬身1/4差の2着は好位から脚を伸ばした10番人気のタマモチョコパフェ、さらに頭差の3着には3番人気のアドマイヤウイングが入った。
池添は「外に出してからいい瞬発力を使ってくれましたね。牝馬特有のいい切れ味がある。いい内容で勝ってくれた」と高評価を与えた。一方、断然の1番人気に推された菊花賞馬エピファネイアの全妹・ロザリンドは11着と大敗。福永は「伸びなかったね。動き切れなかった。能力は感じるんだけど」と唇をかんでいた。
提供:デイリースポーツ