24日(日)に東京競馬場で行われるジャパンカップ(GI)に出走予定の外国馬3頭の19日の調教状況と関係者のコメントがJRAから発表された。
ドゥーナデン、シメノンの2頭はきょう11時25分、競馬学校国際厩舎から東京競馬場へ出発した。
〔競馬学校 天候:晴、馬場状態:良〕
●ドゥーナデン(牡7)
調教状況(マチュー・ブラム厩務員騎乗)
【調教時間】 7:05〜7:25
【調教内容】 左回りでダク(速歩)1200m、キャンター1000m、常歩100m、キャンター300m、ギャロップ1400m(参考タイム:3F38秒4、1F11秒3)、常歩200m
〜マチュー・ブラム厩務員のコメント〜
「ここまで順調に来ています。入厩してから1週間経ちましたが、良い状態を維持しています。今日東京競馬場に移動しますが、今朝は予定通り強めの内容で調教をしました。時計も十分で状態の良さを感じさせる内容でした。東京競馬場では芝コースで追い切る予定です」
「秋の成績はフォワ賞とメルボルンカップだけで、トップハンデだったメルボルンカップでは、同じくジャパンカップに出走予定のシメノンよりも5kgも差がありました。体調面で大きな変化があったわけではないです」
「この馬は柔軟性・適応性に優れている馬で、メルボルンやドバイの芝もこなしており、初めて走る日本の馬場も問題は無いと思います。香港ヴァーズやコーフィールドカップを勝っているので距離適性もあります。速いタイムでの決着は望むところで自信はあります」
「有馬記念にも登録がありますが、出走についてはオーナーが決めることなので何とも言えないです」
●シメノン(セン6)
調教状況(エメット・マリンズ調教助手騎乗)
【調教時間】 7:07〜7:39
【調教内容】 左回りで常歩200m、ダク(速歩)1200m、キャンター(1F20秒〜30秒程度)1200m、常歩800m、キャンター800m、ギャロップ1000m(参考タイム:3F43秒2、1F11秒2)。右回りでダク400m。左回りでキャンター1200m、ギャロップ800m(参考タイム:3F43秒0、1F12秒0)、ダク200m
〜エメット・マリンズ調教助手のコメント〜
「入厩して1週間経ちましたが、馬体重は適度に増えており上り調子です。今朝は2度強めの追い切りを行いましたが、これはアイルランドにいる時と同じ調整方法です」
「ハミ吊りなどの装備品をつけていますが、ハミ受けが特に悪いわけではないです。ただ頭を上げる癖はありますのでそれを矯正するための馬具をつけています」
「追い切りは東京競馬場に移動してから、木曜日(21日)に行う予定ですが、芝コースではなくダートコースで行う予定です」
「この馬はスタミナに自信があり、末脚もいいものを持っています。スタートもいい馬ですし、速いタイムのレースにも対応できます。持ち味のスタミナを活かすためにジャパンカップも時計が速くなることを期待しています」
●ジョシュアツリー(牡6)
調教状況(ジェーソン・テイト厩務員騎乗)
【調教時間】 6:35〜6:49
【調教内容】 左回りでダク(速歩)1000m後、常歩100m、キャンター3000m(1ハロン17〜30秒程度)、常歩100m
〜アンドリュー・ストリンガー調教助手のコメント〜
「ここまで好調を維持しており、特別な対応は全く必要ありません。今日の調教は昨日とほぼ同じ内容で調整しました。明朝は追い切りをする予定はありません。東京競馬場に移動してからは馬場の状態を見ながら調教内容を決めていこうと思います」
(JRA発表)
提供:ラジオNIKKEI