マヤノリュウジンは栗東坂路で単走追い。馬群が横いっぱいに広がり、混雑するなか、力強く駆け上がった。時計は4F52秒2-38秒5-13秒1をマーク。「先週もしっかりとやれているし、これで十分。態勢は整っている」。動きを見守った庄野師は満足げだった。
前走のスプリンターズSは3着と健闘。15番人気の低評価をくつがえした。「2走前は太めだったけど、前走は絞れたからね。今回もその前走と同じ馬体重で出られそう」。シェイプアップを好走の要因に挙げる。
6歳馬とはいえ今が伸び盛り。長期休養を2度挟むなどしたため、レースをそれほど使っていない。「条件戦のときは荒削りだったけど、競馬が上手になった。来年は高松宮記念を」。2年前はロードカナロアが勝利し、昨年はハクサンムーンが制した。スプリンターの出世レース。重賞初制覇でさらなる高みを目指す。
昨年2着のアドマイヤセプターは、栗東坂路を軽快に駆け上がり、4F50秒9-37秒7-13秒0を計時した。「しっかり動けていましたね。前走(スワンS13着)はスムーズに運べませんでしたが、調子は変わらずいいので」と橋田師。実績のある舞台で、逆襲に転じる。
提供:デイリースポーツ