直線半ばで横一線となった攻防から抜け出したのは3番人気のクワトロガッツ(牡、父マンハッタンカフェ、美浦・伊藤大)だ。先行馬2頭の間を割って、残り100mから猛追した5番人気キネオペガサスに頭差で競り勝った。タイムは2分4秒2。さらに3馬身差の3着争いも激戦になったが、鼻差で大外から伸びた9番人気のハヤブサゴッドに軍配。なお、途中からハナに立った1番人気スペルオンミーは直線で一度は抜け出したが、最後の坂で脱落して8着だった。
外枠で道中は中団を追走。メンバー最速の上がり33秒5の脚を繰り出しての勝利に、北村宏は「自分のリズムでは行けなさそうだったので、前半はゆっくりゆっくりという感じで。それでも、しまいは反応してくれそうなことはケイコに乗って分かっていたし、実際にその通りでしたね」と満足げに振り返る。伊藤大師も「こんな競馬ができたのだから先々が楽しみ。次走はしばらく様子を見て」と笑顔だった。
提供:デイリースポーツ